アップルがMacBook Proをテコ入れ、8コアモデルを初投入し問題続きのキーボードを改良

アップルは5月22日、第9世代の8コアCoreプロセッサーを搭載した15インチMacBook Proを発表した。さらに13インチMacBook ProのTouch Bar搭載モデルもプロセッサーを強化している。

15インチの上位モデルは、2.3GHz(最大4.8GHz)の8コアCore i9プロセッサーを採用。アップルストアなどでは8コア2.4GHz(最大5.0GHz)のより高速なプロセッサーも選べるようになっている。税別価格は30万2800円と前モデルと変わらず。

CPUを2.4GHzにアップグレードした場合はプラス2万2000円で税別価格は32万4800円。そのほか、メモリーを16GBから32GBに変更するとプラス4万4000円、GPUをRadeon Pro 560X(4GB)からRadeon Pro Vega 16(4GB)に変更するとプラス2万7500円、Radeon Pro Vega 20(4GB)に変更するとプラス3万8500円。内蔵SSDを512GBから1TBに変更するとプラス4万4000円、2TBに変更するとプラス11万円、4TBに変更するとプラス30万8000円となる。

新モデルの投入に伴い、従来の上位だった6コアCore i7 2.6GHzを搭載するモデルは税別価格が30万2800円から25万8800円に引き下げられた。そして、下位だった6コアCore i7 2.2GHzモデルはラインアップから消えている。

そのほか、特定のキーが反応しない、二重に入力されるといったトラブルが頻発していたバタフライキーボードは、スイッチに新素材を採用した新世代のものに改良されているとのこと。このあたりは、実際に実機をチェックして報告したい。

Touch Bar搭載の13インチMacBook Pro モデルもプロセッサーを強化。4コアCore i5 2.3GHz(最大3.8GHz)が、4コアCore i5 2.4GHz(最大4.1GHz)に変更されている。オプションで変更できるCPUも、4コアCore i7 2.7GHz(最大4.5GHz)から4コアCore i7 2.8GHz(最大4.7GHz)となった。13インチモデルの価格は、Copre i7 2.4GHz モデルが税別19万8800円からとなる。

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TechCrunch Japan

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