アップルはエントリーレベルのiPadをアップデート、税込3万9800円から

Apple(アップル)が新しいiPad(アイパッド)モデルを発売する。これはラインナップの中で最も手頃なiPadモデルで、iPad Air(アイパッド・エア)やiPad Pro(アイパッド・プロ)よりも安価だ。新しいiPadは、先のラインナップの中の329ドルのiPadに取って代わる

新iPadはAppleのA13 Bionic(A13バイオニック)チップを搭載している。Appleが最初A13を発表したのはiPhone11のためだった。一応書いておくが、既存の無印iPadはA12 Bionic(A12バイオニック)を使用していた。Appleは、今回のiPadにおなじみの10.2インチディスプレイのデザインを採用している。

カメラに関しては、オートフォーカスと低照度に対する性能の向上が期待できる。前面は、122°の視野角を持つ12メガピクセルのウルトラワイドカメラを搭載し、大幅なアップグレードが行われている。

Appleはまた、このiPadにセンターステージ機能を持ち込んだ。この機能は、ビデオ通話中に何が起こっているかを自動的に検出し、リアルタイムでビデオ画像をその部分を中心にしてトリミングする。家族同士のビデオセッションも改善するだろう。

またこのエントリーレベルのiPadにも、初めてTrue Toneが採用された。これは、ディスプレイのための一種のホワイトバランス調整機能だ。以前のバージョンと同様に、新しいiPadは、Lightning(ライトニング)コネクタが組み込まれた第1世代のApple Pencilをサポートしている。

新しいiPadは、来週から(前世代の32GBではなく)64GBのモデルが329ドル(日本では税込3万9800円)で発売される予定だ。セルラー接続モデルを入手することもでき、アカデミックはこのiPadを299ドル(日本では税込3万6800円)で購入できる。今回のiPadのモデルには、シルバーとスペースグレイが用意されている。

関連記事:第8世代iPadはカジュアルユーザーに最適、頻繁な文字入力にSmart Keyboardは力不足か

TechCrunchでAppleの2021年秋イベント

画像クレジット:Apple

原文へ

(文: Romain Dillet、翻訳:sako)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。