アパレル業界特化の法人向けフリマサイト「SMASELL」運営が1億円を資金調達

アパレル業界特化型のBtoB向けフリマサイト「SMASELL(スマセル)」を運営するウィファブリックは2月7日、CROOZ VENTURESセプテーニ・ホールディングスKLab Venture PartnersSMBCベンチャーキャピタル池田泉州キャピタルを引受先とする、1億円の第三者割当増資を1月に実施していたことを明らかにした。セプテーニ・ホールディングスとは、業務での連携も検討しているという。

同社が運営するSMASELLは、法人間で在庫売買ができる繊維・ファッションのフリマサイトで、2017年7月にサービスを開始。アパレルで売れ残った不動在庫は従来、廃棄処分するか買取処分業者に安価で下取りしてもらうしかなかったが、在庫を処分したい人と買い取りたい人をマッチングすることによって、これを通常流通価格の30〜99%で売買できるようにした。

ウィファブリックは、2017年8月に行われたB Dash CampでSMASELLのピッチを行い、ファイナルラウンドに進出した。また同年9月のシードアクセラレーションプログラム、Incubate Camp 10thのピッチにも参加している。

リリースから6カ月となる現在、SMASELLには大手アパレル企業・商社・百貨店・リサイクルショップなどの企業が登録。2017年9月時点で150社だった登録社数は、350社超に拡大したそうだ。

ウィファブリックは、アパレル業界で10年以上の経験を持つ福屋剛氏が、2015年3月に設立。これまで、2016年11月にKLab Venture Partnersと日本ベンチャーキャピタルの運営するファンドから数千万円、2017年8月にリサイクルショップ運営のベクトル、KLab Venture Partners、レジェンド・パートナーズなどから約3000万円を資金調達している。

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TechCrunch Japan

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