インターネットプロバイダーのプライバシー保護要件を無にする決定にトランプ大統領が署名

これで、正式に決まりだ。大統領が、昨年までのルールを覆す決定に署名した。インターネットのプロバイダがユーザーの閲覧履歴を集めたり売ったりすることを禁ずる、強力なプライバシー保護が、これでなくなった。

これは意外ではない。先週議会が承認したことを、ホワイトハウスが支持しただけだから。上院でそれは議決されたが、15名の共和党議員が下院の決定に反対した。

そのとき書いたように、問題のルールは年内有効になっていたので、すぐには事態は変わらない。ただし、Congressional Review Actという法律があるので、昨年と同じ主旨の法律をまた成立させ復帰させることはできない。

ブロードバンドのプロバイダーも通信企業と見なされるので、FTCの監督下にはないが、FCCはこれを覆そうとしている。実際にそうなるまでは、あなたのWeb閲覧は安全だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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