インフルエンサーマーケティングのBitStarとフィナンシェがNFT事業で協業開始

フィナンシェとBitStarがNFT事業で協業、クリエイターのNFT発行・流通・プロモーションを支援

ブロックチェーン技術を利用したクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」(フィナンシェ。Android版iOS版)を提供するフィナンシェは3月22日、YouTuberなどインフルエンサーマーケティング事業を展開するBitStar(ビットスター)とNFT事業において協業すると発表した。クリエイターやインフルエンサーなどのNFT発行・流通・プロモーションをワンストップで支援する体制を構築する。

同提携により、BitStarのパートナーであるクリエイター・コンテンツホルダー・事業者向けに、フィナンシェは、「クリエイターへのNFT発行支援・運用管理」(フィナンシェおよび外部ネットワーク両方利用)、「国内・海外のメディア連携・プロモーションなどの支援、NFTマーケティング支援」といったNFT事業支援を予定している。

またフィナンシェ独自の対応として、同社サービスFiNANCIEと海外のNFTマーケットと両方での展開が可能。国内ファンに向けては、FiNANCiEサービス内で日本円決済で、また海外ファンに対しては主要なNFTマーケットと連携し提供することで、より多くの収益機会を生み出せるとしている。

フィナンシェとBitStarがNFT事業で協業、クリエイターのNFT発行・流通・プロモーションを支援

2014年7月設立のBitStarは、これまで国内最大規模のエージェンシーとして4000名を越えるインフルエンサーをネットワーク化し、また最も成長率の高いプロダクションとして200名を越える所属インフルエンサーを支援してきた。今後インフルエンサー向けに様々なサービス提供をしていく中で、NFTにも注目し新たな支援内容を追求するという。

2019年1月設立のフィナンシェは、サービス開始時から100名(グループ含む)以上のトークン発行と販売を支援。NFTならではの演出や企画のアドバイス、さらには売出における国内外マーケティングやプロモーション支援もワンストップで提供する。

ブロックチェーン技術を活用したクラウドファンディングのFiNANCiEでは、夢を実現したいスポーツチーム・インフルエンサー・アーティスト・アイドルがトークン(FTおよびNFT)を発行・販売可能。夢を支援したいサポーターを募集し、夢の実現に向けてサポーターと一緒に歩める新世代のトークン発行型ファンディングサービスという。

またNFT事業においては、共通仕様の策定を発表した「Oct-pass」の推進をはじめ、加盟しているブロックチェーンコンテンツ協会や関係各社とも連携して進め、健全な市場拡大に寄与する予定としている。

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カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:NFT / 非代替性トークン(用語)Oct-Pass(用語)Bitstar(企業)フィナンシェ(企業)ブロックチェーン(用語)日本(国・地域)

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TechCrunch Japan

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