イーロン・マスク氏は自らを「テスラのテクノキング」と呼ぶ

先週、Elon Musk(イーロン・マスク)氏は1日で250億ドル(約2兆7000億円)を稼ぎ出した。そして米国時間3月15日、マスク氏は自らを「Technoking of Tesla(テスラのテクノキング)」と呼んだ。同氏によれば、この新しい称号は今でも電気自動車会社の最高経営責任者 (CEO) を意味するという。

この風変わりな億万長者は、この上なく創造的だ(彼の子供の名前は「X Æ A-Xii」)。またTeslaの最高財務責任者であるZach Kirkhorn(ザック・カークホーン)氏は「Master of Coin(コインマスター)」の称号を与えられた。これは「Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)」にちなんだものなのだろうか?正直なところ、誰にもわからない。

これらの新しい称号は、米国証券取引委員会に提出された書類の中で発表されている。

「2021年3月15日をもって、イーロン・マスクとザック・カークホーンの肩書はそれぞれTechnoking of TeslaとMaster of Coinに変更されました。マスク氏およびカークホーン氏は、最高経営責任者および最高財務責任者としての地位も維持します」。

この肩書きの変更はTeslaが近い将来、支払い方法としてBitcoin(ビットコイン)の受け入れを開始するかもしれないという、マスク氏の2021年2月の発表に続くものだ。この仮想通貨の価格は週末に6万1788ドル(約670万円)の新高値を記録し ている。

おそらくこれは、Jeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏に地球上で最も裕福な人物としての地位を抜かれたことや、株価下落につながる罰金や、罰金を受ける可能性がある彼の絶え間ない「気まぐれなツイート」のためにTeslaの投資家に訴えられた後、誰が最高権力者であるかを世界に知らしめようとする、マスク氏の控えめなやり方なのかもしれない。

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マスク氏の発表による株価への影響はごくわずかだった。テスラの株価は朝の取引で1.5%上昇している。Teslaの株価は2020年に600%も急騰したが、2021年1月8日につけた高値880.82ドルから現在では年初来20%下落している。

またTeslaは3月15日に、自動車部門の社長であるJerome Guillen(ジェローム・ギレン)氏が今後はTesla Heavy Trucking部門の社長に就任することを明らかにした。マスク氏は2020年第4四半期の決算説明会で、Tesla Semiの納入が2021年中に始まる予定だと述べた。この電気自動車のパワートレインを搭載した貨物輸送用トラックではエンジニアリング作業は完了しているが、バッテリーセルが入手できないため生産が滞る可能性があるとマスク氏は述べていた。

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画像クレジット:Bloomberg/ Getty Images

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(文:Rebecca Bellan、翻訳:塚本直樹 / Twitter

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