ウェブ解析ツールを手がけるユーザーローカルがマザーズ上場へ

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User Insight」「Social Insight」などの解析ツールや、チャットボットを提供するユーザーローカルは2月23日、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場を申請し承認された。上場予定日は3月30日で、証券コードは3984。

ユーザーローカルでは上場にともなって、20万5000株を公募し、20万株を売り出す。ユーザーローカル代表取締役の伊藤将雄氏(15万6000株)、同社取締役の渡邊和行氏(4万株)、同社監査役の中村賀一氏(4000株)が株式を放出する。オーバーアロットメントによる売り出しは6万700株。

公募・売り出し価格の仮条件の決定は3月10日、ブックビルディング期間は3月23日~3月28日。価格の決定日は3月22日。主幹事証券会社は大和証券となっている。

同社の2015年6月期の売上高は5億2082万円、経常利益は2億1581万円、純利益は1億3584万円。2016年6月期の売上高は7億8388万円、経常利益は3億2720万円、純利益は2億0105万円となっている。

ユーザーローカルは2005年9月に有限会社として創業され、2007年8月に株式会社へと組織変更。代表取締役の伊藤将雄氏は「みん就」の愛称で知られる「みんなの就職活動日記」の生みの親だ。学生時代にみん就を立ち上げた後、出版社を経て楽天へ入社。個人で運営していた同サービスを会社化、楽天へ売却した後にユーザーローカルを設立し、複数のツールを展開してきた。

 

投稿者:

TechCrunch Japan

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