エジプト当局、アレクサンドリア沖で海底ケーブルを切断しようとした3名を逮捕

エジプト当局が、アレクサンドリア沖合で海底インターネットケーブルを切断しようとしていた3人の男を逮捕した。切断されたケーブルは地中海に敷設されているもので、東南アジアおよび中東、そして西ヨーロッパを繋ぐものだ。アレクサンドリアを含めて39のランディングポイントがある。

ケーブルの運用を行なっているSeacomによると、切断行為の影響でエジプトでのネットワークに遅延が発生したとのこと。ケーブルはTelecom Egyptの所有になるものだ。

「軍が海底ケーブル切断中の3人を逮捕して、計画の完遂を防いだ」と、エジプト当局のスポークスマンは述べている。

ちなみにエジプト沿岸のケーブルは何度か切断されたことがある。被害が甚大だったのは2008年で、3本のケーブルが船舶の錨によって切断されたとアナウンスされた事件だ。「SEACOMは、3月27日06:20にSMW4ケーブルシステムがエジプト沖で切断されたことを確認しました。SEACOMは午前中のうちにSMW4およびIMEWEケーブルシステムの復旧を完了しております」とのアナウンスが流されている。詳細はSEACOMのページをご覧頂きたい。

エジプト当局は拘束した容疑者に尋問中であるが、この容疑者の身元などについてはまだ明らかになっていない。

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(翻訳:Maeda, H)