オバマ大統領、Tumblrで若者と語る

オバマ大統領は今日(米国時間6/10)Tumblrに登場し、教育に関する話題についてユーザーの質問に答えた。

これもまた、大統領が若きアメリカ人の注目を引くために新しいメディアを使った一例だ。特に、一部で不評ながら、オバマ大統領がコメディー番組 “Between Two Ferns” でザック・ガリフィアナキスと共演し、Healthcare.govを宣伝したことは有名だ。その努力の甲斐あって、同ウェブサイトのトラフィックは急増した

大統領のTumblrへのデジタル旅行(物理的にはワシントンDCで行われたが)は、ユーモアも少なくなかった。上の「フィストバンプ」GIF動画は序の口だった。Tumblrユーザー、’HaikuMoon‘の質問への答えは爆笑を呼び、こう続いた


[私の質問が採用されたのはいいけど、大統領が私のユーザー名はクールって]

そして:


[大統領は君のURLがヘンテコでクールだけど、要するに不気味だと言っただけ]

これぞ2014年。

大統領は、Tumblrのファウンダー、David KarpをNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズと比べ、傑出した成功をおさめる人 ― ビル・ゲーツとMark Zuckerbergを例に挙げた ― は稀であると言った。もちろんKarpは、Tumblrを10億ドル以上でYahooに売った人物だ。

今回のTumblr出演の効果を、「Two Ferns」の時と比べるのは難しい。後者にはウェブトラフィックを増やすという単純の目標があり、明確に測定できた。学費ローン救済に関する情報を広めることについては、やや評価が難しい。

世界で最も力を持つ人物が、コメディー番組やおかしなGIFで知られるマイクロブロギングサービスに出演することは、少々奇異ではあるものの理にかなってはいる。夜の伝統的全国放送ニュース番組でリーチできる人数は減少している。そして、特定の年齢層にリーチする必要がある時は、彼らが集まっているところに出て行くべきだ。

また大統領は、学校内における銃暴力の蔓延に、対処できていない政府の政治風土を非難した。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。