オープンソースのゲーム用バックエンドOpenKitが非公開ベータへ, さらに$100Kを調達

openkit

12月に発表された、モバイルゲーム用のバックエンドサービスOpenKitが、明日(米国時間2/1)から非公開ベータに入り、50名のデベロッパをそれに参加させる。

協同ファウンダのPeter Relanによると、先月このプロジェクトを発表したときには、コードはまだ1行も書いていなかった。やっていたのは、デベロッパの関心をさぐること。100名以上のデベロッパが登録ユーザになったら、プロジェクトをゴーしよう、と決めていた。実際には、初日に160名のデベロッパが登録し、今では500名だ。

OpenKitは、OpenFeintが閉鎖されたことへの答である面が大きい。OpenFeintはRelanもその協同ファウンダで、モバイルゲームのためのソーシャルなプラットホームだったが、Greeに買収された。Relanによると、とくにOpenFeintと関係なくても、2012年はデベロッパのロックインが大きなテーマだった。

そこでOpenKitは、“良いビジネスであり、かつ、デベロッパフレンドリな”プラットホームを作る試みだ。そのコードは、オープンソースプロジェクトとしてGitHubに置かれる。それにまた、ゲームデベロッパはいつでも、ユーザデータをOpenKitからエキスポートできる。そのコードとデータから、独自のバックエンドサービスを作ることすらできる。

Relanの説明では、明日ローンチする非公開ベータはいくつかの中核機能があるだけの、最小限のバージョンで、クラウドストレージ(そこからゲームをほかのデバイスにロード可能)とプレーヤーのスコアボードと、FacebookやTwitterを使った本人証明、などの機能がある。一般公開は2月の予定だが、最終的にはフリーミアムとして収益化を図る。ベーシックなツールはどれも無料だが、一定の回数以上使ったら、その後は有料になる。

Relanによると、OpenFeintのローンチのころとは状況が変わってしまい、当時いちばんリクエストが多かったのはプレーヤーのスコアボードだったが、今回多いのはクロスプラットホームなクラウドストレージだ。彼の見解では、そうなったのは、Androidのモバイルプラットホームとしての成熟のせいだ。OpenFeintのときは、デベロッパたちはiOSしか相手にしなかった。しかし今、OpenKitの登録ユーザ(デベロッパ)の80%が、クロスプラットホームな開発をしている。

OpenKitを最初から手がけているデベロッパは、Orange PixelのPascal Bestebroer、Flightless Ltd.のJohn O’ReillyとGreg Harding、Oyatsukai GamesのDavide Pasca、Vertex BlasterのWarner Skoch、Forzefield StudiosのManuel Martínez-Almeida、Around the Clock GamesのJason Tartaglia、PrePlay SportsのLachlan Laycock、Mighty Mighty Good GamesのDarren Sillet、Total MonkeryのRichard Weeks、そしてMassive FingerのLaurent Mascherpaだ。

OpenKitのチームはそれまで、JoypadのゲームコントロールSDKを作っていた。Relanがさらにまた10万ドルを投資したので、総資金額は20万ドルになった。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。