カスタマサポートはビデオチャットが何と言っても便利、そのプラットホームLiveNinjaらに続々投資が降り注ぐ

カスタマサポートのためのリアルタイムビデオチャットが最近流行(はや)り始めている。Kindle Fire HDX上のボタンによる、ちょいと受けねらいの、Amazon Maydayサポートは、すでにおなじみだ。そしてあれ以降、多くのスタートアップが真似をしようとしてきた。銀行や金融サービス、保険、不動産、小売などのサービスは、ビデオを利用するライブの人的サポートが役に立つことが多い。

ビデオチャットのプラットホームKatanaをローンチしたフロリダ州マイアミのLiveNinjaはこのほど、ニューヨークのScout Venturesから新たな資金調達をした。後者が南フロリダのスタートアップに投資するのは、これが初めてだ。投資額等は公表されていないが、Scoutがリードするこのラウンドには、前からの投資家Limited Partnersと、Scoutの南フロリダの新しいパートナーたちも参加した。

LiveNinjaの最初のサービスは、いろんなエキスパートに有料で相談できますよ、というチャットプロダクトだったが、昨年、企業が顧客とビデオでチャットできるカスタマサービスアプリケーションKatanaをリリースした。今、モバイルデバイスのサポートも開発中だ。

今この分野の主な選手というと、LiveNinjaのKatanaのほかに、550万ドルの資金を調達したVee24や、480万ドルを調達したVideo Deskなどがいる。それらの中でKatanaの売りは、大企業が使えるだけでなく、中小企業も利用できる手頃な料金プランがあることだ。

2014年の9月にScout Venturesはマイアミに支社を開設して、この都市の急速に発展しつつあるスタートアップのエコシステムに食い込む努力を開始した。

↓Katanaのデモ

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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