クラウドオペレーティングシステムを自称するFugueがシリーズCで$20Mを調達

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Fugue(元Luminal)が今日、New Enterprise Associates(NEA)が率いるシリーズCのラウンドにより2000万ドルを調達したことを発表した。同社のこれまでの投資家Core Capitalも、このラウンドに参加した。

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Luminalの主なプロダクトは一貫してFugueだった(今もまだ非公開ベータ)から、社名とロゴをFugueに変えても意外ではない。なお同社は、メリーランド州フレデリックとワシントンDCにオフィスがある。

ユーザ企業はFugueを使って自分たちのクラウドのインフラストラクチャの構造を宣言し、そのインフラストラクチャにアクセスするためのポリシーを設定する。このツールを使って、現在の(自前の)データセンターのワークロードをクラウドへ移行させることもできる。

Fugueの現在のメインのターゲットプラットホームはAWSだが、今後はほかのクラウドプラットホームもサポートしていく。

“クラウドを巨大な分散コンピュータだと見なし、そしてFugueはそのオペレーティングシステムだ。われわれはそれを、第一原理から構築している”、とFugueのファウンダでCEOのJosh Stellaは語る。“NEAやCore Capitalなど、投資家たちの大きな支援により、分散コンピューティングにおける難しい問題に取り組み、顧客に強力なクラウド制御能力と費用節約を与えていくための、優秀なチームを編成できた”。

多くの点でFugueは、Chef, Puppet, Ansibleといった既存のIT自動化ツールに似ているようだ。しかしFugueはあくまでもインフラストラクチャを強調し、既存のDevOpsツールと十分有意義に併用できる、と主張している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

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TechCrunch Japan

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