クラウド上のコードエディタCodeanywhereがシリーズAで60万ドルを獲得

クラウド上のコードエディタKodingはこれまで925万ドルを調達し、近年は同類のCloud9 IDE登場した。しかしこの分野でいちばん大きなCodeanywhereはユーザ数15万に達し、WebホスティングSite5 Webの親会社であるWorld Wide Web Hosting, LLCからシリーズAで60万ドルを調達した。資金は主にスケーラビリティ、ユーザ獲得、および新機能の開発に充てられる。企業の資本効率という点では、サンフランシスコのKodingよりも良さそうだ。

前はPHPanywhereという名前だったCodeanywhereは、Web上のコードエディタを提供することによって“デベロッパのためのGoogle Docs”になることを志向している。使い勝手はデスクトップのコードエディタと変わらないが、しかしどのブラウザからでも使える。そしてバックアップはクラウド上にリアルタイムで作られていく。

Codeanywhereの協同ファウンダIvan Burazinのヴィジョンは、“クラウド(上の)開発の業界標準になること”だ。

Codeanywhereは言語のシンタクスをチェックし、変数名やキーワードなどを色分け表示する。ブラウザはどのブラウザでもよく、デバイスもどのデバイスでもよい。プラットホームはiOS、Android、Windows 8、Blackberryなど何でもOKだ。Web開発に用いられる主な言語をすべてサポートし、また複数のデベロッパがリアルタイムでコラボレーションできる。

Site5のファウンダBen Welch-Bolenによると、同社の魅力は“チームの才能とまとまりの良さ”だ、と言う。

Codeanywhereの社籍はクロアチアにあり、無料と有料の両バージョンを提供している。有料バージョンは月額5ドルで、近くチームで使う有料バージョンが可利用となる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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