クラウドIDE Codeanywhereがバージョンアップしてスピードを4倍増へ

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デベロッパサービスの分野はこのところ、AtlassianのIPOが近いことや、GitHubがもうすぐユニコーンになる、といった話題が賑やかだが、新進のスタートアップの中ではKodingやNitrous.ioなどが今やMicrosoft、SAP、それにOracleとさえ張り合うほどの勢いだ。でも、これらのクラウドベースのIDEには、スピードという大きな問題がある。そこで、5月の本誌主催Disrupt New Yorkに登場したCodeanywhereは、そのCloud IDEのコードを完全に書きなおして、この問題を解決しようとしている。

ユーザ数が50万を超えたCodeanywhereは、自らを“デベロッパのためのGoogle Docs”と呼び、クラウドを従来のデスクトップ上のコーディングに近づけようとしている。

Codeanywhereの協同ファウンダIvan Burazinによると、今度のニューバージョンには新しい機能が山盛りで、UIも一新し、複数のファイル間のジャンプや検索、GitHub/Bitbucketのコマンド、リポジトリのインポートなどが加わった。しかしなんといっても最大の目玉は、スピードが従来の4倍になったことだ。それはとても、すばらしい。

2012年に創業されたCodeanywhereはパロアルトにオフィスを置き、2014年秋のTechstars Bostonや昨年のTechCrunch Disrupt Startup Battlefield New Yorkに参加した。

すでにシリーズAの資金を調達しており、月間アクティブユーザが15万、登録ユーザ数50万に達している。

Codeanywhereはフリーミアムで、有料プランはユーザ一人あたり月額3ドルから50ドルまでだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

投稿者:

TechCrunch Japan

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