クリエイティブジャパンが大学・高専生対象の「IoT・エッジAIアイデアコンテスト2021」詳細を発表

クリエイティブジャパンが大学・高専生対象の「IoT・エッジAIアイデアコンテスト2021」詳細を発表

ITソリューションやクラウドソリューションなどを手がけるクリエイティブジャパンは10月18日、日本全国の大学、高専の学生を対象としたIoTおよびエッジAIの実用化のためのアイデアコンテスト「IoT・エッジAIアイデアコンテスト2021」の詳細を発表した。このコンテストで、学生の技術教育支援を通じてエンジニア育成に貢献し、日本のIoTとエッジAIの技術発展と普及を目指すとしている。

IoT・エッジAIアイデアコンテスト2021は、クリエイティブジャパンのグループ会社であるクレスコと共同で開催される。具体的には、ソニーセミコンダクタソリューションズ製IoT用ボードコンピューター「SPRESENSE」(スプレッセンス)と、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するLPWA無線通信規格「ELTRES」(エルトレス)を利用した、IoTおよびエッジAIの実用化のためのアイデアを募集する。

アイデアが一次審査を通過すると、応募チームには、クリエイティブジャパン製「ELTRESアドオンボード」、最大4カ月の「ELTRES」IoTネットワークサービス、クラウド上でデータ解析できる「CLIP Viewer Lite」の無償利用、ソニーのボードコンピュータ「SPRESENSE」と拡張ボードをセットにしたIoT・エッジAI開発キットが無償で提供される(20セットを予定)。

クリエイティブジャパンが大学・高専生対象の「IoT・エッジAIアイデアコンテスト2021」詳細を発表

Spresense用ELTRESアドオンボード

これらの機材やサービスを使ってアイデアの実験を行ってYouTube動画で結果を発表し、二次審査の結果を待つという流れだ。

「IoT・エッジAIアイデアコンテスト2021」概要

  • 集内容:SPRESENSEとELTRESを利用したIoT・エッジAIの実用化を目的としたアイデア(一次審査)。優秀なアイデアの組は二次審査に進める。二次審査では、提供されたIoT・エッジAI開発キットを使ってアイデアの実現に向けた実験を実施し、その結果をYouTube動画で説明する
  • スケジュール
    アイデア募集期間:2021年11月1日〜11月30日午後8時のタイムスタンプまで
    一次審査発表:2021年12月上旬
    実験結果発表締め切り:2022年3月1日午後8時のタイムスタンプまで
    二次審査発表:2022年3月中旬
  • 参加資格:日本国内の大学、高等専門学校に在籍する学生(個人またはチーム)
  • 参加費:無料
  • 申し込み方法:申し込み情報をメールで期限までに提出(詳細を参照

賞品

  • 一次審査:一次審査を通過した20組には「ELTRESアドオンボード」、「ELTRES」と「CLIP Viewer Lite」の最大4カ月の無料利用権、「SPRESENSE」、拡張ボードを授与
  • 二次審査:最優秀3組には金賞、銀賞、銅賞が、それ以外のチームには特別賞が贈られる。
    金賞(1組):ソニー・デジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1」
    銀賞(1組):ソニー・ワイヤレス・ノイズキャンセリング・ステレオヘッドセット「WF-1000XM4」
    銅賞(1組):ソニー・ワイヤレス・ネックバンドスピーカー「SRS-NB10」
    特別賞:ソニー・ワイヤレス・ポータブルスピーカー「SRS-XB13」

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。