クレディセゾングループが認知症の進行度をセルフチェックする脳活性度定期検査のサービスを開始

写真に向かって左から、クレディセゾン代表取締役会長CEOの林野 宏氏、俳優の高橋克典さん、脳活性総合研究所で代表取締役を務める太田芳徳氏

脳活性総合研究所は9月26日、「脳活性度定期検査」の提供を開始した。同社はクレディセゾングループに属する2019年2月設立の子会社。

脳活性度定期検査は、三重大学医学部附属病菌認知症センター長の佐藤正之氏が監修した、記憶力、空間認知力、情報処理力、課題遂行力などを計測する約30分のテスト。同年代の基準値との比較によって算出した脳年齢と結果の推移観察が可能になる。

テストの一例

検査費用は有料で半年6980円。期間中は何度でもテストを受けられる。テスト結果として得られるのは、同年代内の偏差値、経年変化、老化による認知機能低下予測値、脳活性度年齢、認知機能低下時のお勧め対策など。なお、あくまでも現在の脳年齢は推し量るもので、テストを何度も受けることで認知症の症状が改善するわけではない。

5項目で脳年齢とチェックする

テスト結果は履歴として残り、新しく実施したテストと比較できる

同社によると、認知症を予防する対策として医学的に効果があると言われているのは有酸素運動と栄養管理で、これらの活動と脳活性度定期検査のテスト結果を組み合わせることで、病気を未然に防いだり、認知機能を改善させたりする対策が立てられるとしている。

クレディセゾンでは、子会社の脳活性総合研究所が提供するこの脳活性度定期検査をフックとして、シニア向けのフィットネスや宅食・サプリ、旅行企画などの商品・サービスの提供を考えているとのこと。

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TechCrunch Japan

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