クロスプラットホームなVRコンテンツネットワークを目指してWevrが$25Mを調達

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今、多くの起業家たちの心の中に、ひとつの疑問がある: 仮想現実の世界では、あらゆるもののレプリカのネットワークが必要だろうか?。それとも、VRコンテンツは入力形式や視聴インタフェイスがまちまちなまま、VRのFacebookやVRのTwich、VRのGmail、などなどができてしまうのか?

今日(米国時間2/5)Wevrが非公開ベータでローンチしたTransportは、仮想現実コンテンツのためのYouTubeになりえるかもしれない、ビデオプラットホームだ。

Wevrのチームが考えているのは、TransportがVRユーザーの巨大なネットワークになり、そこでコンテンツのクリエイターたちと出会えるなら、それは究極的に、“VR作家が自分の作品をお披露目するためのもっとも有効な方法になるだろう”。それはできるかぎり大きなネットワークでなければならないから、TransportはWebだけでなく、Google Cardboard, Samsung Gear VR, HTC Vive, Oculus VR, PlayStation VRなどなど、主なVR HMD(head-mounted display)のすべてで、可利用でなければならない。

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プロダクトのローンチと並行してWevrは、2500万ドルの資金を獲得したことを発表した。出資者はパートナー各社で、HTC, Samsung Ventures, Evolution Media Partners, Madison Wells Media, Orange Digital Ventures, Digital Garage, AME Cloud Ventures, Boldstart Ventures, Scott McNealy, そしてRoss Levinsohnだ。

コンテンツは、その配布/流通(distribution)がもっとも手強い難関だ。しかも各社には、VRコンテツへの人びとの接し方を十分によく知るための時間がないから、優秀な人材と資金力のある企業が、普遍的で共用的な配布の場と方法(‘VRのYouTube’)を、今からすでに実験開始する必要がある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

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