グループが自分たち専用のコミュニケーションアプリを作れるプラットホームGroupAhead

【抄訳】

グループの連絡方法としてはFacebookや共有カレンダーアプリ、Meetup.comなどを使えるが、しかし既製の汎用アプリでは、メンバーの結束を高め、今後のイベントや活動を伝え合う方法としては物足りない。そこでY Combinatorが支援するGroupAheadは、汎用アプリではなく汎用のプラットホームとして、各グループにそのグループ専用のモバイルアプリを作らせてくれる。

GroupAheadは2013年に元Google(YouTube)にいたBrian GlickとJulian Frumarが創った。Glickは最近Google+のコミュニティプラットホームにも関わったので、グループ内のコミュニケーションについてさらに詳しくなった。

Glickは次にように説明する: “いろいろ探したけど、とても緊密で団結が堅く、メンバー一人々々が個人として参加している親密なグループの、まとまりを支えるようなソリューションは皆無だった。でも今では誰もがスマートフォンやタブレットを持っているから、それらを基盤とすれば、ネットワーク上でもグループの緊密な結びつきを支えることができるはずだ”。

グループがGroupAheadを使うと、そのグループだけ用のアプリを作れて、汎用アプリのようにいちいち送信相手を指定しなくても、グループ内の連絡ができる。またメンバーリストのメンテナンスや、イベント予定表の管理、グループ内のディスカッション、連絡事項の共有といった、グループ維持のための基本的なタスクもできる。

開発チームはいろんなグループから聞き取り調査をして、このプラットホームに必要な要件をまとめ、GroupAheadの制作にとりかかった。2014年の半ばにパイロットテストを行い、今ではiTunes App StoreとGoogle Play上に16のグループのアプリがある。それらの中には、フリーメーソンや、ランニングの団体SF FrontRunnersなどもある。

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このサービスを使うためには、グループがまず、自分のグループを表すロゴや写真をアップロードする。またメンバーリストなどのデータは、既存の.CSVファイルをインポートしてもよい。カレンダーは、既存のGoogle Calendarなどとシンクすることもできる。グループの管理者にはWeb上のダッシュボードが提供されるので、その上でデータの更新…新メンバーの登録など…ができる。このプラットホームの利用は今は有料(月額49ドルから)だが、そこらの小さなママさんグループなどのための、フリーミアムとしての提供も検討している。そうなると、Meetup.comの強敵になりそうだ。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))