グーグルの今回のイースターエッグは言葉遊び「Wordle(ワードル)」

わかってるよ、Wordle(ワードル)に飽きたんだろ。Twitterで「wordle」という単語をミュートすればいいし、Wordleスポイルボットを作ってTwitterから追放された人のようにならないようにね(実際は、人に迷惑をかけるようなボットを作るのはTwitterガイドライン違反だからだが)。

さて、私たちだけになったところで(みんなこの記事を閉じてしまった)、Wordleについて話をしよう。米国時間1月24日のパズルは特に難しかったが、Googleの検索で「wordle」と入力すると奇妙な「powerlanguage.co.uk」のウェブサイトが見つかり、楽しいイースターエッグに気づくだろう。右上のGoogleアイコンはwordleのようだ。アニメーションでは、誰かが「column」や「goalie」といった単語を推測してから「Google」にたどり着く様子も再現されている。かわいいですね(また別のニュースとして、GoogleはワシントンD.C.と3つの州からユーザーのプライバシー問題で訴えられているが)。

今、気がついたんだけど「wordle」で検索するとGoogleのカスタムDoodleが表示される。楽しい。

Googleのイースターエッグの文化的意義が証明するように、Wordleは現在でもとても人気で、Twitterのフィード上だけでなく、様々な場面で利用されている。TechCrunchが2週間前にこのゲームの制作者であるJosh Wardle(ジョシュ・ウォードル)氏に話を聞いたとき、彼は毎日200万人がこのゲームをプレイしていると述べていた。もしあなたが頑固者ではなく、まだWordleが楽しいと思っているなら(そう、嫌ならプレイしなければいい)、ゲームの突然の人気、ベンチャーキャピタルからの関心、そしてなぜ彼がゲームを収益化したくないのかについてのウォードル氏へのインタビューをチェックしてみて欲しい。

以下はウォードル氏のインタビューから抜粋。

オンラインで作ったものを無料で提供する、なんて高尚な話ではありません。ただ、このゲームは最初からそういうものだし、このやり方の方が今後も続けやすいのです。やっと本物だと思えるものを作ることができたと、と実感していますが、みんなは「収益化しますか?お金にする気かい?なぜ○○しないの?」と聞いてきます。

言えることは、パートナーとこれで遊ぶととても楽しいということだけです。こういうものはハマってしまいがちですが、楽しかったし、これが終わった将来も楽しいでしょう、ということだけです。毎日仕事が終わって、そこにWordleがあれば彼女とまたプレイできる。それだけで最高にハッピーですね」。

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(文:Amanda Silberling、翻訳:Hiroshi Iwatani)

投稿者:

TechCrunch Japan

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