コカ・コーラ自販機の独自キャッシュレス決済、Coke ON Payのキャペーンは6月末まで続行

日本コカ・コーラは、スマートフォンアプリ「Coke ON」でキャッシュレス決済を実現する「Coke ON Pay」を昨年11月に提供開始し、ドリンク1本無料、スタンプ2倍のキャペーンを3月末まで実施していた。このキャンペーンが延長され、6月30日まで続くことがわかった。

具体的には、クレジットカード(デビットカード)のカード情報をアプリに登録することでドリンクチケットを1枚プレゼント(初回登録のみ)、カード情報を登録し続けているだけで毎月スタンプ2個プレゼント、「Coke ON Pay」で製品を購入するとスタンプ2倍、という内容だ。

Coke ONは、Bluetooth通信機能を備えたコカ・コーラの自販機に近付けることで、購入時にドリンク1本あたり1スタンプがもらえるポイントカード的なアプリ。スタンプを15個集めるとプラス1本を無料でもらえるのが特徴だ。一度にスタンプを複数個もらえる各種キャンペーンのほか、ユーザーの歩数に応じてスタンプを取得できる「Coke ONウォーク」など、これまでさまざまな機能が搭載されてきた。

しかし、従来はスマホでCoke ONを起動した状態で自販機に近付けてベアリング後、現金もしくは交通系ICカードでドリンクを購入・決済という手間がかかっていた。昨年11月に、このアプリにクレジットカード情報を登録することでキャッシュレス決済が可能になるCoke ON Payが組み込まれたことで、1回のアクションでスタンプの付与とドリンクの購入・決済が可能になったわけだ。

Coke ON Payを利用することで、財布を取り出すことが不要なのはもちろん、SuicaやPASMOの残高を気にする必要もない。しかも、Coke ONのスタンプだけでなくクレジットカードのポイントも付与される。

コンビニの増加で減少傾向にある自販機。淘汰が進む現在、キャッシュレス決済やスタンプによる特典付与、歩数連動機能など、今後は搭載する機能で自販機を選ぶ時代になるかもしれない。

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TechCrunch Japan

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