コミック界の巨人、グラント・モリソンがARゴーグルのMagic Leapとコンテンツ契約

コミックライター、Grant MorrisonのSquare Slice StudiosがMagic Leapとコンテンツ契約を結んだ。過去20年間にコミック本を読んだことがある人なら、このニュースにかなり興奮している可能性が高い。Morrisonといえば、今日のコミックメディアで最もエキサイティングなライターの一人だ。

スコットランド出身のライターは、90年代のショッキングな作品、The Invisiblesで一躍有名になり、それ以前にもAll-Star SupermanからNew X-Menまで人気のスーパーヒーロー本の多くで指揮をとっていた。一方のMagic Leapは——少なくとも、実際に試したことのあるごくわずかな人たちは非常にクールだと言っている。

最近Morrisonはさまざまな物語メディアを試行している。同氏は人気のSyFyシリーズ、Happy! のほか、Brave New Worldの製作にもかかわっている。拡張現実にも少々手を染めていて、早い時期からMagic Leapのコンサルタントを務めている。

「ストーリーテリングは私の情熱であり、新しいプラットフォームは私の創造の限界を広げてくれる」とMorrisonはDeadlineに話した。同誌は今週のSan Diego Comic Conでこのニュースを報じた。「Magic Leapはストーリーテリングの新しい優れたプラットフォームであり、われわれの見果てぬ夢を近々実現するコンテンツを協力して作っていくのを楽しみにしている」

それは遅かれ早かれ実現しそうだ。Magic Leapは今月、ヘッドセット、Magic Leap Oneをこの夏ようやく出荷開始すると発表した。この発表にいたるまでに同社は、何年にもわたって驚くような金額を調達し、会社の評価額は63億ドルに達した。

Morrisonは2016年にSquare Sliceを共同設立し、RockstarのStewart Watersonらのゲーム業界のベテランたちも参加した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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