コンテナ指向の開発自動化プラットホームWerckerが$4.5Mを調達、CLIをオープンソース化

オランダのWerckerが今日(米国時間1/28)、450万ドルのシリーズA資金の調達を発表した。

Werckerは、マイクロサービスやアプリケーションの開発を自動化するための、コンテナ指向の開発プラットホームだ。デベロッパーはこのサービスのコマンドラインインタフェイスを使ってDockerのコンテナをデスクトップ上で作り、それらのビルドとデプロイの工程を自動化し、そしてそれらをHeroku、AWS、Rackspaceなどさまざまなクラウドプラットホームへデプロイする。

Werckerは今日、そのコマンドラインインタフェイスをオープンソース化して、“開発とプロダクションとの落差のないワークフローを作り、それによりアプリケーションの改良サイクルを迅速化して、デベロッパーコミュニティの力を強めることに奉仕していく”、とした。

WerckerのシリーズAラウンドをリードしたのはInkef Capitalで、これまでの投資家Notion Capitalも参加した。これにより同社の調達総額は750万ドルになる。

約2億ユーロを抱えるオランダ最大のVCファンドInkef Capitalにとって、デベロッパーツールへの投資は今回が初めてである。

WerckerのファウンダーでCEOのMicha Hernández van Leuffenは今日の発表声明の中で、“Inkef Capitalのポートフォリオの一員になれたことと、今後も引き続いて、アムステルダムの革新的なコミュニティとシリコンバレーのギャップを橋渡ししていけることは、喜ばしい。我が社が情熱的なデベロッパーコミュニティに支えられていることは、幸運である。弊社のオープンソースのCLI技術により、コミュニティはさらに成長を継続できるものと信ずる”、と述べている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

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TechCrunch Japan

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