ゴミに特化したスタートアップRubicon Global、初のCTOを雇用

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Rubicon Globalは、顧客が経済的かつ環境に優しい方法でゴミ廃棄とリサイクルを行うのを手助けするスタートアップだ。このたび同社初のCTOを雇用した ― 元Esuranceのソフトウェア担当副社長、Phil Rodoniだ。

アトランタ拠点のRubiconは自身では廃棄物を運ばない。代わりに廃棄物運搬業者とリサイクル会社をオンライン入札システムを通じて結びつける。さらに企業と協力してリサイクルの新しい機会も探究する。

同社によると、顧客は平均20%費用を節約できる。

共同ファウンダー・CEO、Nate Morrisは、「古代ローマから何も変わっていない」業界を革新しようとしていると言っているが、初期の焦点はテクノロジーではなかったことも認めている。「まず業界で認知されてから、テクノロジープラットフォームを適用する必要があると確信していた」からだ。

一方Rodoniは、当初は少々懐疑的で、理由の一つは「保険より魅力的でない業界として思いつくのはゴミだった」ためだ。しかしRubiconと話して「すぐにビジョンを理解した」。廃棄物管理プロセスを再考することで、企業と環境の両方に役立つ大きな機会を見出した。

CTOとしてRodoniは、ゴールをユーザーインターフェースの改善、廃棄物運搬会社のための最適化ツールの強化、およびRubiconのバックエンドの改善だと言っている。

「われわれは、このいわゆるゴミを、資産へと転換させる最適の立場にある」と彼は言った。

4月にCTOとして入社したRodoniと共に、新たな相談役としてOscar Salazarが加わった。SalazarはUberの創業CTOだった(彼は今年Uberを去りRideという相乗りアプリをスタートした)。Uberの時価総額が数百億ドルであるという事実に加え、UberがRubiconの目指すところと「最も類似したビジネスモデル」であることをMorrisは強調した。

同社は300万ドルの調達ラウンドを1月に発表した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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