シリコンバレーに初のバイオテク専門アクセラレータIndieBioが誕生

シリコンバレーは、掌(てのひら)に収まるコンピュータや、一回の充電で何百マイルも走れる電気自動車や、地球の全周に配置して世界の誰もがインターネットにアクセスできる極小衛星を作る人たちを育ててきた。

これらのビッグアイデアの仲間に、今、バイオテクノロジが加わりつつある。それは安価なロボット技術と、機械学習と、シリコンバレーのイノベーターたちのおかげだ。2014年の合衆国における生命科学への投資額は40億ドル近くに達し、スタートアップの数も急増している。

IndieBioは、そんな動きの一環として、登場すべくして登場したバイオテク専門のアクセラレータだ。ここが注力するのはコンピュータでもネットワーキングでもなく、3Dプリントでつくる動物の器官や、必須酵素を作る腸内細菌、イースト菌から作る人工皮膚などだ。

SOS Venturesが支えるIndiebioは、同社の育成事業に参加するスタートアップに25万ドルの資金と実験用施設、そしてメンターを提供する。メンターには、23andMeの協同ファウンダLinda AveyやHuman Genome Projectの創始者George Churchなどが顔を揃えている。

同社の初の取材ビデオをご覧いただき、そして彼らの今後に期待しよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

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