スタートアップの会社設立時の法律事務を助けるStartupDocuments、79ドルの低料金から

法律事務所のサービスの、安価な定番既製品化(コモディティ化)があちこちで進んでいる。

スタートアップ専門の弁護士Leila Banijamaliが勤める法律事務所Bedrock はこれまで、Foodspotting、AdStack、RewardMeなどを手がけてきたが、このほどStartupDocumentsと名づけた新しいサービスを立ち上げた。

それは、スタートアップのためのオンラインの会社設立サービス、そして文書作成サービスだ。法人設立認可証だけなら79ドル、デラウェア州本格的に会社登記するような場合は200ドルとちょっとぐらいだ。Banijamaliは、後者で二つのサービスを担当している。

“スタートアップを立ち上げるときの障害の一つが法務だが、ふつうそれはものすごく高い”、と彼女は言う。“でも最近のクライアントは賢くなってるし、テクノロジも進歩してるから、法律サービスも変わらざるを得ないのよ”。

すでにオンラインの法律サービスはLegalZoomなどいろいろあるけど、彼女によるとスタートアップに特化しているところはない。“LegalZoomみたいに山のように大量の文書を抱えたくはない。スタートアップは、ほんとにニッチな市場だから”、と彼女は語る。

さらに彼女によると、Y Combinatorが支えている法律サービススタートアップClerkyなんかは、カスタマイゼーションの幅があまりない。

Orrickなどの大手法律事務所は、スタートアップのためのフォームのライブラリを提供している。またY Combinatorには最近、シード資金を得るための共有文書集がある。

Banijamaliは、BedrockもやりながらStartupDocumentsもやる、と言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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