スマホで写真を撮るだけでメーター読み取りと台帳記入ができる「hakaru.ai」

GMOインターネットグループのGMOクラウドは1月24日、メーターをスマートフォンで撮影するだけでAIが画像認識で値を読み取り、集計・台帳記入を自動で行う「hakaru.ai byGMO」(以下、hakaru.ai)を提供開始すると発表した。

工場やビル管理などの現場では、作業員がメーターを目視して値を集計するという業務がある。この業務の効率化と、人的ミス防止のために開発されたのがhakaru.aiだ。同サービスの導入は簡単で、メーターに専用のQRコードシールを貼るだけ。あとは、スマートフォンのカメラでメーターの値とQRコードを一緒に写すだけで、Web台帳へとリアルタイムに記帳される。読み取ったデータをグラフ化するなどの作業も簡単にでき、異常発生時には管理者へ自動通知する機能も備えている。hakaru.aiは針で値を示すアナログメーター、デジタルメーター、昔のクルマの走行距離計でおなじみの回転式メーター(5ケタ)に対応している。

これまでにも、メーターの読み取りのためにカメラを設置するなどのサービスは存在していたが、それに比べてhakaru.aiの導入に必要なのはQRコードシールを貼るだけと、導入時のコストや手間は圧倒的に低いことが特徴。

hakaru.aiは2018年7月にベータ版を開始。応募があった53社のうち、これまでにビル管理会社など31社に導入済みだという。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。