スマホ証券One Tap BUYが新たに15億円を調達、みずほ証券も出資

screenshot_601

3タップで株取引ができるアプリを開発するOne Tap BUYは、本日総額15億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。引受先には既存投資家のみずほキャピタル、 モバイル・インターネットキャピタル、ソフトバンク、そして新たにみずほ証券が加わった。

One Tap BUYは有名ブランドや優良企業の株式を1000円単位で簡単に取引できるアプリだ。One Tap BUYは2015年のTechCrunch Tokyoのスタートアップバトルに出場し、審査員特別賞とAWS賞を獲得している。クローズドベータ期間を経て、2016年6月に正式ローンチした。現在までのアプリダウンロード数は15 万件を超えたそうだ。20代から30代の年齢層が多く、全利用者の7割が投資未経験者という。

One Tap BUYは2013年10月に設立し、2016年7月にソフトバンクから10億円の調達を実施している。今回の調達を合わせると累計調達額は25億円以上となる。金額まで確認できなかったが、サイトの出資先を見るとDBJキャピタル、三生キャピタルなどの名前も並んでいるので、実際はもう少し調達しているだろう。

ローンチ当初は米国株のみの取り扱いだったが、今年2月からは3つの日本株ETFの取り扱いを始めている。One Tap BUYは今回の調達資金は、「新サービスに向けたシステム開発や、One Tap BUYの認知拡大に向けたマーケティング活動を推進する予定です」とリリースに記している。今回の調達ラウンドにみずほ証券が加わったということは、One Tap BUYがみずほ証券と連携し、日本株ETFのみならず個別株まで取り扱うことを検討しているということなのかもしれない。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。