スマートフォンに10万円超を払うのは米国消費者の10%以下

スマートフォン戦争におけるプライシングはハイエンド製品で急激なカーブを描いている。iPhone Xの発売以来、各社のフラグシップ機は1000ドル(10万円超)が当たり前になり、競争力を保つために次々と高価な機能を投入している。

一方、誰も驚かないだろうが、消費者の大半はスマートフォンにそこまでお金を使っていない。NPDの最新「携帯電話追跡」調査によると、米国消費者で高額な機種を買っているのは10%以下だった。これは、1200ドル前後になると言われている5G機の売上も殺風景なものになることを予感させる数字だ。

次の柱として5Gに期待している多くのメーカーにとって芳しい兆候ではない。1つ考えるべきなのは、現時点でほとんどのスマートフォンがよくできていることだ。中級機種であっも十分使える。日常用品となった携帯電話に、それほどの金額を使う人はほとんどいない。Samsung(サムスン)やGoogle、Appleでさえ、低価格商品に力を入れているのには理由があるのだ。

しかし、メーカーが期待を抱く理由もある。たとえば、5Gの到来は売上が低調な理由の1つだとよく言われている。高級志向ユーザーの多くは、次の機種を買うのに通信環境が充実するのを待っている。NPDによると、消費者の75%が少なくとも5Gというものがあることを知っていた。

もうひとつ、最近Qualcomm(クアルコム)がSnapdragon 765を発表したことも、5G機を低価格で提供できる要因として注目されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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