ツイッターが「コミュニティ」機能を全Androidユーザーにも公開

Twitter(ツイッター)は、同サービスの「コミュニティ」機能を全Android(アンドロイド)ユーザーに提供する。iOSとウェブへの導入から4カ月後のことになる。ソーシャルメディアの巨人は、AndroidユーザーはTwitterアプリを最新バージョンにアップデートしていれば、コミュニティ機能を使えるようになったと語った。最初のコミニュティに参加した時点で、アプリのナビゲーションバーにコミニュティタブが現れる。

関連記事:ツイッターがついに「コミュニティ」機能導入、簡単に共通の関心事でつながれるように

同機能は、共通の興味に基づいて他のユーザーと簡単につなることを目的にしている。ユーザーは、さまざまなソーシャルハブに参加して、通常のグループやフォロワーとは別に、興味を共有している人たちに向けて直接ツイートできる。そのツイートは全体に公開されるが、リプライできるのはそのコミュニティのメンバーに限られる。Twitterは、同機能の利用が導入以来伸び続けていて、毎週新しいいくつものコミュニティが作られ、何千人もの人たちがRoblox(ロブロックス)、Xbox Community(エックスボックス・コミュニティ)、Tech Twitter(テック・ツイッター)、Fashion(ファッション)、R&B Twitter(アール・アンド・ビー・ツイッター)、Formula 1(フォーミュラ・ワン)などさまざまなトピックスに参加しているという。

2022年1月初め、Twitterはコミュニティの更新と拡張の計画について詳細を発表した。同社によると現在、コミニュティは招待のみか全体公開のどちらかしかない。しかしTwitterは、管理者や司会者が承認または却下できる「参加申請」オプションを検討している。さらに同社は、コミニュティで話題になっているツイートをタイムラインのトップに表示する「Ranked Timesline(ランク順タイムライン)」のテストも行う予定だが、ユーザーには時間軸順にタイムラインを表示するオプションも残されるという。

そしてTwitterは、ユーザーがコミニュティ内で自己表現する方法をいろいろ考えているという。司会者がコミニュティで注目されているコメントをハイライトさせる方法も検討している。さらにTwitterは、ユーザーと司会者が互いにQ&Aを行う仕組みもテストする予定だ。

Twitterのコミュニティ機能は、クリエイターコミュニティを推進する同社の取り組みとも相性が良い。2021年、同社はオーディオルーム向けにSuper Follows(スーパーフォロー)やTicketed Spaces(チケット制スペース)などの有料サブスクリプション機能を導入した他、1回限りの支払いができるTip Jar(現在はTips[チップ]に名称変更)も公開した。

関連記事
Twitterが有料サブスク「Super Follows」を米国で開始、数週間内にグローバル展開
ツイッターが有料の「チケット制スペース」展開をiOSで開始
ツイッターがお気に入りのツイートに投げ銭できる「Tip Jar」機能搭載、まずは英語で

画像クレジット:Bryce Durbin / TechCrunch

原文へ

(文:Aisha Malik、翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。