ツイッターがiOSアプリをアップデート、読み途中にツイートが消えるタイムライン自動更新を廃止

Twitter(ツイッター)は米国時間11月23日、ユーザーが読んでいる最中にツイートが消えることがなくなるようiOSアプリをアップデートしたと発表した。この変更は、ソーシャルメディアの巨人である同社が最近、ウェブ版プラットフォームをアップデートし、新しいツイートがタイムラインを自動的に更新しないようにしたことを受けたものだ。Twitterはこれまで、ユーザーのタイムラインが自動的に更新される際に読んでいたツイートが途中で消えてしまうことが多く、ユーザーにとってフラストレーションの元になっていたと認めていた。

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「iOS版では、ツイートが読んでいる途中に消えてしまうことを防ぐため、いくつかのアップデートを行いました。ツイートを見るためにタイムラインのスクロールを一時停止しても、そのまま残るようになりました!」とTwitterはツイートで説明している。

Twitterは9月、ユーザーがツイートを読んでいる間に消えてしまわないように、ツイートの表示方法を変更すると発表していた。このアップデートは、現在、Twitterのウェブ(ブラウザ)版およびiOS版プラットフォームに適用されている。Twitterによると、Androidでもツイートが消えないように変更する作業を行っているとのことだが、このアップデートがいつリリースされるかは不明だ。

他にもTwitterは、2021年前半にモバイル向けにフルサイズの画像プレビューを導入した後、最近、ウェブ向けの画像プレビューを自動的にクロップしないことを発表した。ウェブ版のTwitterでは、画像はトリミングされることなくフルサイズで表示される。これにより画像がタイムラインにどのように表示されるかを心配することなく、撮影時と同じような画像が表示される。Twitterは、3月にiOSおよびAndroidユーザーの一部を対象に、この変更をテスト導入していた。

これらの微調整は、Twitterが自社のプラットフォームを強化し、サービスをより利用しやすくするために行っているものだ。最近では同社は、ユーザーが自分のSpacesへのダイレクトリンクを共有することで、他のユーザーがTwitterにログインすることなくウェブ上でライブオーディオセッションに参加できる機能を導入した。また、18歳以上のすべてのAndroidユーザーを対象に、アプリ内で投げ銭機能を導入した。

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画像クレジット:Bryce Durbin / TechCrunch

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(文:Aisha Malik、翻訳:Aya Nakazato)

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TechCrunch Japan

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