ティム・クックが支援する節水シャワーヘッドのNebiaが第3世代製品を発売

Tim Cook(ティム・クック)氏が支援するシャワーのスタートアップNebia(ネビア)は2019年、蛇口メーカーのMoenがリードするシリーズAを発表した。そして2020年、その提携が実を結び、Nebiaの第3世代シャワーヘッドが発売された。Nebia by Moenという名称のこのプロダクトは、シャワーヘッドと支柱のセットでクラウドファンディングサイトKickstarterで現在199ドル(約2万2000円)で展開されている。小売価格は269ドル(約3万円)となる見込みだ。

この最新製品は、これまでのラインナップで最も安い。私はNebia by MoenとNebia Spa Shower 2.0を横に並べてテストしたが、後者の販売を続けるほどに大きな差は見い出せなかった。Nebia Spa Shower 2.0の小売価格は499ドル(約5万5000円)で、ちょっとした金額だ。

Nebia by Moenの269ドル(約3万円)という設定は、デザインのシンプル化とMoenのサプライチェーン活用による。水滴が大きくなり、ノズルが少なくなった結果、若干、従来のシャワーのように感じる。新製品の美学はより大量消費市場向けのものになったが、それでも第1、第2世代とはっきり共通するものがある。新製品は3色が用意され、Kickstarterではシャワーヘッド単品を160ドル(約1万8000円)で入手できる。

前CEOのPhilip Winter(フィリップ・ウィンター)氏はCMO兼会長となり、共同創業者のGabe Parisi-Amon(ゲイブ・パリシアモン)氏がCEOに就任した。筆者はウィンター氏とハードウェアマーケット全般について、そして消費者がプレミアムなシャワー体験にお金を出すかどうか長々と話をした。インタビュー内容についてはこちらの記事で読める(要Extra Crunchメンバーシップ)。

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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