テスラの中国でのEV生産に当局がゴーサイン

中国の産業を管轄する大臣は、政府の自動車製造メーカー承認リストにTesla(テスラ)を加えた。このリスト入りは、同社の中国での電気自動車(EV)生産が認可されたことを意味する。

ロイターが、中国工業情報化部(MIIT)の大臣が出したリストにTeslaが含まれたと報じた。中国のテックサイトもまたこのニュースを報じ、MIITの承認のスクリーンショットを掲載した。Teslaはリストの一番上に載っている。TechCrunchはこの件についてTeslaに問い合わせており、反応があれば記事をアップデートする。

Teslaは上海に20億ドル(約2200億円)かけて工場を建設中で、これは米国外に構える初の製造施設となる。7月にTeslaは四半期決算に伴う株主への手紙の中で「Model 3の生産は予定どおり上海工場で年末までに開始する」と記載されている。売上の増加と輸送や関税のコスト回避を望むなら、11月までの生産開始が至上命題だ。

当時「Teslaは生産第一段階に備えて第2四半期中に機械類を工場に搬入する」としていた。

同社はまた「上海ギガファクトリーのタイミングにもよるが、2020年6月30日までの12カ月間で、グローバルで50万台超の生産を目標とする」と話していた。

中国の工場の生産能力は年間15万台で、カリフォルニア州フリーモントの第2世代Model 3のラインをよりシンプルに、そして費用対効果を高くしたものになるとのこと。同社はまた、第2世代Model 3のラインは、フリーモントとネバダ州スパークスのギガファクトリーのModel 3関連のラインより、ユニットあたりの費用は少なくとも50%安くなる、と述べていた。

画像クレジット:Tesla

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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