テトリスが35歳に、ブロックは今も落ち続ける

6月6日、テトリスが35周年を迎えた。

テトリスは見かけは単純なゲームで、4つの正方向からなるさまざまな形のブロックが落ちてくるところを回転させて、長方形のプレイ画面に隙間なく埋めていき、いっぱいになった行ができる画面から消える。テトリスを説明しなくてはならない場面に遭遇したのは初めてだったが、なんとかできたと思う。

この記念日を調べていて知った新しい事実もあった。「Tetris」という名前は、ゲームのクリエイターであるAlexey Pajitnov氏が、ギリシャ語のTetra(4を表す接頭辞)とTennis(ラケットとネットと毛羽立った蛍光イエローの球を使うスポーツ)を組み合わせて思いついたそうだ。正直なところ個人的にはテニスを想起するものはない。もしかしたら、一瞬うつろになって自分がPong(卓球ゲーム)を発明していると思ったのかもしれない。

それなりに古いテトリスファンは、下の動画の音楽が消去不能なかたちで脳に焼き付いているはずだ。そして、このゲームは今もTetris 99として未だに新鮮さと存在価値を保っている。最新バージョンにはFortnite(フォートナイト)などのゲームから想起された「バトルロイヤル」スタイルのマルチプレイヤー機構も入っている。

テトリスを語る歴史にはハリウッドも登場する。映画化の話は単作だけでなく、2016年には1995年に「モータルコンバット」を映画化した制作会社から3部作の計画まだ発表された。その後の進捗については何も聞こえてこないが、正式に中止もされていないので、いつかはこの成功が保証された映画作品を見る機会があるかもしれない。

記念日を祝して、私は倉庫の中から初代の今も動作可能なゲームボーイとテトリスのカートリッジを掘り出し、何行かクリアした。ただし、今日テトリスにあまり時間を費やしてはいけない。さもないと、その名を冠した症状が発症するおそれがある

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。