デジタル契約プラットフォームのIroncladが約54億円を調達

米国時間9月17日、法務部門が契約のワークフローを管理しやすくすることを目指すスタートアップのIroncladが、シリーズCで5000万ドル(約54億円)を調達したと発表した。このラウンドはY Combinator Continuityが主導し、Emergence Capitalや、これまでも投資してきたAccelとSequoia Capitalなどが参加した。Crunchbaseによれば、このラウンドでIroncladのこれまでの調達額の合計は8300万ドル(約90億円)になった。Ironcladは、Y Combinatorの2015年夏学期に参加していた。

Ironcladはこの資金調達に加え、Workflow Designerというツールも発表した。このツールを使うと、それぞれの業務のプロセスやタイムラインに基づいて簡単にオリジナルのワークフローを作ることができる。ワークフローのセットアップはわかりやすそうだ。既存の契約書にタグ付けした後、該当する書類の内容に応じてプロセスをセットアップできる。例えば、契約が一定の金額を超えたら、支払の条項を追加したり金額によって承認プロセスをセットアップしたりする。

Workflow Designerは、契約のライフサイクルを管理し法的書類の共同作業をする同社の既存のツールを補完する。

Ironcladは、今回の資金を使って新たな地域に進出し、製品を発展させるという。

Ironcladの共同創業者でCEOのJason Boehmig氏は「このラウンド、そして我々の継続的な成長は、世界中のあらゆる企業に対する契約業務の効率化に大きなチャンスがあることの表れだ。今回参加した新しい投資家は、後期ステージの企業の経験をより深いものにし、クラウド企業の将来についてのビジョンをもたらしてくれる。新たな資金で、契約業務にかかる時間を85%短縮するWorkflow Designerのような革新的な製品の開発をさらに進める」と述べている。

画像:peepo / Getty Images

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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