ドライブも他のプロダクトも全てサポートするGoogle One一般公開――まずアメリカ、順次世界へ拡大

数ヶ月前にGoogleはGoogle Oneを発表した。Googleドライブの新しい有料サービスでは利用できるストレージが増えるだけでなく、サポートなどの他の面でも有利になる。この数週間、Googleは既存のドライブ・ユーザーの契約を徐々にGoogle Oneに切り替えていた。

そして今日(米国時間8/15)から、新規契約もGoogle Oneとなる(当面アメリカからスタートするが順次世界各国に拡大される)。

Google Oneの契約は月額1.99ドルで100GBからスタートし、2.99ドルで200GB、9.99ドルで2TBなどとなる。それ以上のストレージが必要ならGoogleは10TB、20TB、30TBなどのプランを用意している。こうした大容量契約は月99.99ドルから299.99ドルとなる。

新しいプランで有利な点のひとつは契約容量を最高5人までの家族メンバーと共有できる点だ。

ストレージ容量の増強が主なセールスポイントだが、Google Oneには他にも有利な点がある。中でも重要なのは24時間年中無休でライブでサポートが受けられる点だろう。Googleのエキスパートがチャットを受けてユーザーのどんな質問にも答えてくれる。サポートされる範囲はドライブに限られず、Googleのプロダクト全般だ。

もうひとつの特典はGoogleマップで検索したとき発見したホテルを割引レートで予約できることだ。最近 Googleは OneのメンバーにGoogle Playで利用できるクレジットを付与していた。今日Googleが発表したところでは、メンバーはGoogle StoreとGoogle Expressでも購入できるようになる。

なお、Google Oneはあくまで一般ユーザーを対象としたサービスだ。ビジネス・ユーザーはGoogleのG Suiteを利用してさらに各種のサービスや付加機能を利用することができる。

現在Google Oneが利用できるのはアメリカだが、すぐに各国に拡大されるという。

〔日本版〕このページに登録すれば日本で利用可能になり次第通知を受けることができる。なお既存のドライブの有料契約者は自動的にGoogle Oneにアップグレードされる。

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滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

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