ネイル写真共有「ネイルブック」が5000万円調達して、ゆめみからスピンアウト

2000年創業で大企業向けにB2Cのマーケティング・ソリューションを提供している「ゆめみ」から、新会社が1つ巣立った。ゆめみの新規事業として2011年4月にスタートした「ネイルブック」は、日本最大というネイル写真共有サービスだ。そのネイルブックの事業を担当するチームが、新たに「スピカ」という新会社を4月1日に設立して運営を継続。そして今日、インキュベイトファンド、ソラシード・スタートアップスを引き受け先とする第三者割当増資を実施して、総額5000万円の資金調達を実施したことを発表した。代表取締役には、ゆめみの取締役だった國府田勲氏が就任している。

ネイルブックはモバイルのカタログアプリで、4月末現在で2000店舗以上のネイルサロンが掲載されている。今日までに日本語・中国語・英語に対応するiPhoneアプリのダウンロード数は75万を数え、DAUも17万と活発なコミュニティとなっているという。ネイル写真の投稿数は約40万枚。投稿写真の58%はプロのネイリストによるものだそうで、プロの投稿にはネイルサロンが紐付いている。

ユーザーは気になるネイルデザインを検索することで、流行のネイルデザインやネイルサロンの情報や評判をチェックできる。ネイルブックによれば、新規にネイルサロンを訪れる新規顧客の6割は「ネイルアートがイメージと違った」「ネイリストの接客態度がひどかった」などの不満をもつといい、ネイルブックでは今後も「ユーザーがずっと通いたいと思えるサロンに出会う」という体験を増やすことに尽力していくという。これまであまり可視化されてなかった評判情報が集まるという意味で「美容業界の食べログ」というような存在かもしれない。これまでも紙ベースの専門雑誌も存在していた市場とはいえ、特に個人経営のサロンなどは集客に苦労していたということだ。

口コミ情報の集約により、良質な個人経営サロンに送客ができる、いわゆるO2Oサービス。登録2000店舗のサロンのうち、約500店舗はネイルブック上の「サロン会員」だそう。サロン会員に対して今は無料で詳細な店舗情報掲載やアクセス解析サービスを提供しているが、これを「サロン公式アカウント」として有料サービスとしていくことも検討しているという。


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TechCrunch Japan

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