ノーラン・ブッシュネル:次のスティーブ・ジョブズの探し方

シリコンバレーに彼以上の伝説的人物はいない。Nolan BushnellはAtariの共同ファウンダーとしてスティーブ・ジョブズに最初の技術職を与え、Appleの1/3を5万ドルで買う提案を蹴った人物だ。Bushnellの新著、Finding The Next Steve Jobs[次のスティーブ・ジョブズを探せ]は、「変なこと」をして世界を変えられる「ひねくれた」人物を企業が探すのを手伝うために書いた、と彼は言う。

われわれは、もっと「イエス」と言えるようになるべきだとBushnellは私に言った。良いニュースは、彼がデジタル経済のイノベーションに関して楽観的であることだ。Tony Hsieh[Zappo CEO]やJack Dorsey[Twitter、Squareのファウンダー]をはじめ、Kickstarterの「何百人」もの起業家を成功したイノベーターの例に挙げた。しかし、BushnellはAppleに関しては辛口だった。いわく、Appleは未だにiPodで「止まっている」。

たぶん誰かが『次のノーラン・ブッシュネルを探せ』という本を書くべきだろう。70歳の連続起業家は今も変わらず生産的だ。彼は、自らの学習系スタートアップ、Brainrushを楽しみにしている他、〈物のインターネット〉とパートナルロボットに関与する予定だ。驚くべき男の驚くべき人生。この人を得たわれわれは幸運だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


投稿者:

TechCrunch Japan

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