パナソニックが音声アシスタントAlexa対応のオーブンレンジ発表、100種類以上の音声コマンドを用いてハンズフリーで操作

パナソニックが音声アシスタントAlexa対応のオーブンレンジ発表、100種類以上の音声コマンドを用いてハンズフリーで操作このオーブンレンジ、声だけで操れるので、料理が捗りそうです──。

パナソニックが2022年1月5日に発表したのは米Amazonの音声アシスタント「Alexa」(アレクサ)で操作することが可能なオーブンレンジ「NN-SV79MS(以下、本製品)」。

一般的なオーブンレンジといえばボタンやダイヤルなどで操作するものがほとんど。例えばパンや魚を焼いたりするときにもプリセットされたメニューを物理ボタンで選ぶ必要があります。

本製品は100を超える音声コマンドを用いてハンズフリーで操作できるのが最大の特徴。

例えば「Alexa, reheat one cup of coffee.」(アレクサ、コーヒーを1杯温めて)と声で指示すれば、すぐに動作する様子が動画で伝えられています。ただ公式YouTubeの動画をよく確認しますと、オーブンレンジのそばにアレクサ対応のスマートスピーカーが置かれていることがわかります。両機器同士の連携によって動作するのかもしれません。

また音声操作だけでなく、20種類のオートメニューが備わり、ピザ、スープ、マフィン、ケーキなど、さまざまな料理にもしっかりと対応し、一般的な製品のようにボタンやダイヤルでの操作も可能なのだとか。

一見すると『いちいちメニューを覚えていられない』『もっとかんたんに扱える製品が欲しい』──という人に向けた製品でしょうが、「触らなくても使える」本製品は直接ボタンなどに触れるのをためらう人に打ってつけかもしれません。

なかなか収束を迎えないコロナ禍により、感染対策として注目されているのが触らなくても使えるATMやチケット購入機などです。空中に浮かび上がらせたボタンに指が触れると、それをセンサーで感知するような技術です。

音声操作タッチレス、その両方が今後、テクノロジーのキーワードとなりそうです。

(Source:PanasonicEngadget日本版より転載)

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TechCrunch Japan

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