バッテリー火災を起こしたLyftの電動自転車がサンフランシスコに戻ってきた

クリスマスに間に合うように、Lyft(リフト)はペダルアシストの電動自転車をサンフランシスコに復活させた。計画では、2020年4月末までに毎週数百台の自転車を4000台まで展開する予定だ。これは、7月に発生したバッテリー関連の火災のために、同社が電動自転車を引き上げなければならなかったために起こったものだ。

「バッテリー問題の根本的な原因を特定した後、別のバッテリーサプライヤーと協力することにした」と、Lyftは先月のブログ投稿で述べている。「現在は新しいバッテリーを採用してテストし、電動自転車を組み立てている」

この発表に伴い、Lyftはサンフランシスコ市交通局(SFMTA)との間に、4000台の電動自転車を導入するという4年間の契約を結んだ。この決議はLyftがSFMTAを訴えた結果によるもので、裁判所はLyftとサンフランシスコ市交通局に「優先的に契約する」条件のもとで交渉するよう命じた。

合意の一環として、Lyftは信頼性が高く冗長なサービスを提供しつつ、モジュールデザインを採用し、追加の自転車ラックの設置費用として30万ドル(約3300万円)を支払わなければならない。Lyftがこれに失敗した場合、SFMTAは2社目のオペレーターを許可する権利を持つ。現在のところ、JUMPは少なくとも2020年3月1日まで、500台の電動自転車設置を許可されている。

Lyftは3月まで、Bay Wheelsの会員が無料で電動自転車にアクセスできるようにする。追加料金は3月1日から有効になるが、Lyftは「電動自転車はペダル式自転車よりも走行1回あたりの運転コストが高いため、電動自転車の料金設定に関する最良のアプローチをコミュニティのパートナーやメンバーと協議し、最高のサービスを提供できるようにした」と述べている。

 

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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