パスワードなどを目的サイト(ネットショップなど)に送らず/保存されずに認証を実現するSediciiの特殊技術

今日はWebで何回、ユーザ名やパスワードやそのほかの、あなたご自身に関する情報を入力したかな? Disrupt NYでローンチしたSediciiは、そんな情報を、これまでよりも安全かつ、よりセキュアにしてくれる。

Sediciiは数学的なアルゴリズムを使って、あなたの情報やパスワードを、実際にそれらを目的のWebサイトに送らずに検証する。フロントエンドでは、あなたはいつもと同じく、パスワードなどの情報を入力するのだけど。

ネットショップなどは、自分のサイトの決済関連や登録フォームのコードに数行のJavaScriptを書いて、Sediciiのサーバと通信する。するとSediciiはサイトに対して一連のテストを行い、パスワードの正不正を確認する。そのとき、パスワードそのものはショップのWebサイトに送られない。ということは、そこがハックされても、あなたのパスワードはそこのサーバの上にはないから、盗まれない。

ファウンダでCEOのRob Leslieは、DisruptのステージでSediciiを立ち上げ、ネットショップが注文を受け取り、それの銀行情報をSediciiで検証する様子をデモした。

“本人性(アイデンティティ)はとても重要だ。それは、あらゆるトランザクションの基盤だから”、とLeslieは言った。

同社はその認証技術のライセンスを企業に売り、料金は個々のトランザクションに対して課金する。

SediciiはロンドンのOxygen Acceleratorから75000ドルを調達しているが、もうすぐ次の大きな資金調達ラウンドをしたい、と言っている。

[ここにスライドが表示されない場合は原文を見てください。]

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。