ビジネスの“サブスク化”を後押しする「サブスク振興会」が発足

左から、テモナ代表取締役社長の佐川隼人氏、エアークローゼット代表取締役社長兼CEO天沼聰氏、東海大学 総合社会科学研究所 Eコマースユニット 客員准教授の小嵜秀信氏、ファインドスター代表取締役社長の渡邊敦彦氏、富士山マガジンサービス代表取締役社長の西野 伸一郎氏、そしてネオキャリア代表取締役の西澤亮一氏

サブスクリプションビジネスの認知拡大と産業振興を目的とした一般社団法人「日本サブスクリプションビジネス振興会」が1月23日、発足した。日本でもSaaSから月額制の衣類や家具レンタルまで幅広い分野のサブスクビジネスが誕生してきたが、同振興会では更に多様なビジネスの“サブスク化”を後押しする。

日本サブスクリプションビジネス振興会の目的は「リピーターによる定期的な取引によって売り上げが安定する」ストック型サブスクビジネスの日本国内での振興。サブスクを日本のマーケットに浸透させるべく、情報やノウハウ、ビジネス事例など成功に必要な情報を提供する。

「サブスクビジネスをこれから始めたい人、興味がある人、もっと加速したい人。この振興会はそんなみなさんに、どうやったらサブスクが上手くいくのか、必要なポイントは何なのか、事例、データ、情報など一つでも多くのものを提供していきます」

当日開催された会見でそう話したのはサブスク振興会の代表理事を務めるテモナ代表取締役社長の佐川隼人氏だ。

「『うちの商材だとサブスクが出来ない』と思っている人は多い。けれども、サブスク化出来ない商材は基本的にない。情報や事例がないから出来ないと思い込んでらっしゃる。その方たちにしっかりと情報を発信していく」(佐川氏)

また同氏は「不景気になればなるほどサブスクモデルは強い。この先の状況を見ると、サブスクにとっては追い風だ。やる人はこれからも増えていく」と話していた。

振興会の理事を務めるのはエアークローゼット代表取締役社長兼CEO天沼聰氏、東海大学 総合社会科学研究所 Eコマースユニット 客員准教授の小嵜秀信氏、ファインドスター代表取締役社長の渡邊敦彦氏、富士山マガジンサービス代表取締役社長の西野 伸一郎氏、そしてネオキャリア代表取締役の西澤亮一氏。

事務局はテモナ執行役員CMOの青栁陽介氏が務める。

テモナは1月18日、サブスクリプションビジネスに特化したメディア「サブスクリプションマガジン」のローンチも発表していた。

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TechCrunch Japan

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