ビットコイン急落、大台4万ドルを割り込む

米国時間1日10日早朝の取引で、Bitcoin(ビットコイン)の価格は4万ドル(約461万円)の大台を割り込んだ。

人気の暗号資産であるビットコインは10日朝、急激に売られ、イーサなどのライバル通貨も値を下げた。現在、Coinbase(コインベース)のデータによると、1コインあたり3万9831ドル(約459万円)の価値があるビットコインは4.3%減、イーサは5.1%減となっている。

暗号資産の世界で価格変動を取り上げることは常にリスクをともなうが、ビットコインの価値の下落は、注目に値するものから重大なレベルへと閾値を超えた。Yahoo Financeによると、ビットコインは最近の史上最高値では、1コインあたり6万8789.62ドル(約793万円)という高値で取引されていた。今日の価格を見ると、ビットコインの現在のドローダウンは42%強となっている。

これは、ビットコインがテクニカルな弱気相場に入ったと判断されるために必要なスイングの2倍、調整相場の条件を満たすために必要な4倍にあたる。

しかし、特定の暗号資産の価格下落は、必ずしも分散型の世界をスローダウンするものではない。暗号資産に特化したメディアであるThe Blockは10日朝、人気の高いOpenSea(オープンシー)マーケットプレイスでのNFT取引量が年初から好調であると指摘した。このように、最近の価格下落にもかかわらず、Web3の活動はいくつかの指標では好調に見える。この例に限っていえば、今回の暴落がNFT取引活動に影響を与えるかどうかはまだ明らかになっていない。

他の暗号化市場の参加者にとっては、今回の暴落は短期的な業績に悪影響を及ぼす可能性がある。暗号資産価格の上昇と取引量の間には、歴史的な正の関係がある。Coinbaseなどの企業は、取引手数料で日々の糧を得ているため、暗号資産価格の下落は一般的に業績に悪影響を及ぼすことになる。もちろん過去は未来を完璧に予測するものではないが、今日の急落は決して強気とはいえない。

10日朝の取引で下降している揮発性の高い資産は暗号資産だけではない。テック株全体では1.81%の下落(NASDAQ)、ソフトウェア株ではさらに痛い2.62%の下落(WisdomTree Cloud Computing Fund)となっている。

画像クレジット:Daro Sulakauri/Bloomberg / Getty Images

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(文:Alex Wilhelm、翻訳:Aya Nakazato)

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TechCrunch Japan

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