フェイスブックとInstagramがパーソナライズされた「今年の思い出」機能を展開

Metaは、FacebookとInstagramの両方に「2021年を振り返る(Year in Review)」という機能を追加した。ユーザーは自分の個人的な「思い出を一緒に(Year Together)」カードで共有し、そこで2021年の思い出の多い友だちや感想、場所、人を共有する。新しいフィード内体験によって、プラットフォーム上の1年を回想し、それらを適宜編集して、共有カードにまとめる。この新しい機能は米国時間12月9日から全世界で利用可能で、12月30日までアクセスできる。

Instagramでは、ユーザーはカスタムの年末「Playback」タイムカプセルを自分のIG Storyで共有できる。この機能はStories Archiveを利用するため、ユーザーは10のストーリーをカスタマイズやセレクトしてフォロワーと共有できる。この機能を利用するためには、2021年に3つ以上のストーリーを投稿する、もしくはStories Archiveを有効にしておく必要がある。プラットフォームはPlaybackのポストを提案するが、自分がシェアしたいものを選んでもよい。Instagramのフィードにメッセージが出て、自分のPlaybackを作成するように勧める。この新機能は、今後数週間利用できる。

画像クレジット:Instagram

これまでInstagramのユーザーは、自分自身の年末機能を作って、写真のグリッド中の上位9つの画像を投稿した。2021年のInstagramでは、アプリ内機能を提供して、ユーザーが年末コンテンツを共有する。

FacebookもInstagramも、これらの新機能は完全にカスタマイズできるため、コンテンツを追加や削除も自由だ。Metaによると、これら2つの機能は今後数日間展開され、全世界のユーザーが利用できる。

今回の新機能のリリースは、Spotifyが毎年ソーシャルメディア上で広く共有している「Wrapped」体験のおかげで、共有可能な年末の振り返りがますます人気を博していることを受けたものだ。FacebookとInstagramは、この人気機能を真似しようとしている他の多くのデジタル大手とともに、独自のバージョンをリリースした。例えば、Redditは今週、ユーザーの習慣に関する統計情報を含むパーソナライズされたレビューを公開している。

画像クレジット:Facebook

原文へ

(文:Aisha Malik、翻訳:Hiroshi Iwatani)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。