フォードが欧州での新たなEV生産・販売計画を発表

2035年までに欧州でカーボンニュートラルの達成を目指すFord(フォード)は、欧州における電気自動車の販売計画を加速させている。

同自動車メーカーはドイツ時間3月14日、今後2年間で3台の新型電気乗用車と4台の新型電気商用車を欧州で発売すると発表した。また、2035年のカーボンニュートラル達成に向け、2026年までに欧州における電気自動車の年間販売台数を60万台以上に引き上げる計画も明らかにした。

これらのマイルストーンは、米国ディアボーンに本拠を置く自動車メーカーが最近発表した一連のEV戦略で最も新しいものだ。フォードは3月初め、2026年までに年間200万台のEVを生産するという世界的な目標に向け、従来の2025年までに300億ドル(約3兆5000億円)を電動化に投資するという計画を、2026年までに500億ドル(約5兆9000億円)へと引き上げると発表した。

その際、同社は現在「Ford Model e(フォード・モデルe)」と呼ばれているEV部門を「Ford Blue(フォード・ブルー)」と名付けられた内燃機関事業から分離すると発表している。

欧州向けの新世代電動モデルは、ドイツのケルンとルーマニアのクラヨーヴァにあるフォードの工場で生産される予定だ。

フォードは3月14日、韓国のバッテリーメーカーであるSK On Co.,Ltd(SKオン)およびトルコのコングロマリットであるKoc Holding(コチ・ホールディング)と、トルコに欧州最大級の商用車用バッテリー生産拠点を建設する非拘束的合意に達したことも発表した。

2023年、フォードはケルンで中型のオール電動クロスオーバーの生産を始める予定だ。2024年には、同工場の生産ラインに2車種目のEVモデルを追加する他、欧州で最も売れているフォードの乗用車「Ford Puma(フォード・プーマ)」の電動バージョンをクラヨーヴァで生産開始する。

欧州のベストセラー商用車ブランドである「Transit(トランジット)」ファミリーには、新たに4種類の電気自動車が加わる。新型「Transit Custom(トランジット・カスタム)」1トンバンと「Tourneo Custom(トゥルネオ・カスタム)」MPVは2023年に、よりコンパクトな次世代の「Transit Courier(トランジット・クーリエ)」バンと「Tourneo Courier(トゥルネオ・クーリエ)」MPVは2024年に導入される予定だ。

画像クレジット:Ford

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(文:Jaclyn Trop、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

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TechCrunch Japan

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