ブルーオリジンがNew Glennロケットの初飛行を2022年第4四半期に延期

Jeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏の宇宙開発ベンチャーBlue Origin(ブルー・オリジン)は、既存の準軌道宇宙ロケットであるNew Glennを補完するために開発している軌道ロケットのNew Glennの初飛行スケジュールを更新した。同社は現在、2022年第4四半期(10月〜12月)を打ち上げ目標としており、これまでのタイムラインである2021年末より約1年遅れたことになる。Blue Originによると主な原因は、Space Force(宇宙軍)が最近の契約入札の過程で、国家安全保障のペイロードを打ち上げるためにNew Glennを使用することを断念したことにあるという。

Blue Originはブログ記事で「Blue Originの商用顧客の需要に合わせてスケジュールが調整されています」と述べ、具体的には「最近の宇宙軍による国家安全保障宇宙打ち上げ(NSSL)のフェーズ2打ち上げサービス調達(LSP)にて、New Glennを選択しないという決定に従います」と述べている。この入札は2020年8月に発表され、落札企業にはBlue Originを破ったUnited Launch Alliance(ULA)とSpaceX(スペースX)、そしてNorthrop Grumman(ノースロップ・グラマン)もいる。この入札を構成する打ち上げサービス契約は2022年に始まので、Blue OriginがSpace Forceのニーズを満たすために、2021年末までにNew Glennの最初の打ち上げを推進していたのは理に適っている。

Blue Originによると、これらの契約にアクセスできなければプレッシャーを感じることもないかもしれないが、New Glennと今後開設されるフロリダ州ケープ・カナベラルの施設では「大きな進捗」があるという。同社はNew Glennのロケット工場、試験施設、Launch Complex 36などの進捗状況を示すツイートを共有し、最終的な打ち上げをサポートする施設とインフラに25億ドル(約2700億円)を以上を投入すると述べた。

カテゴリー:宇宙
タグ:Blue Origin

画像クレジット:Blue Origin

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(文:Darrell Etherington、翻訳:塚本直樹 / Twitter

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TechCrunch Japan

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