ベイブリッジが豪華な電飾アニメーション, アーチストのLeo Villarealにインタビュー

昨夜(米国時間3/6)は豪華なライトアップThe Bay Lightsと呼ばれる屋外の巨大アートを演出した。880万ドルを投じたその美術的装備が、長年地味なぱっとしない色だったサンフランシスコのベイブリッジを、向こう2年間、毎晩、LEDを使った世界最大の光の彫刻に変える。

それはまず何よりも芸術作品だが、大量のテクノロジがそれを支えている。西側1.8マイルに取り付けられている25000個のLED電球は、ソフトウェアのアルゴリズムにより、一つ一つがプログラムによって点滅し、しかも同じパターンは二度と現れない。ハードウェアもテクノロジの粋だ。電球を保持するクリップは特別設計で、何か月にもわたる厳しい気象条件に耐える。また出資はすべて民間からで、中でもサンフランシスコのベイエリアの有名テク企業やそのトップたちがこぞって賛助している。YahooのCEO Marissa Mayer、SV Angelのファウンダで古参の投資家Ron Conway、Y Combinatorのパートナーで元GoogleのPaul Buchheit、ZyngaのCEO Mark Pincus、WordpressのファウンダMatt Mullenwegなどなど。

そこでTechCrunch TVはライトショウが始まる前の記者会見にカメラを持ち込み、撮影取材をした。混み合った会場をかき分けかき分けしてThe Bay Lightsを作ったアーチストLeo Villarealつかまえ、質問がたった二つというインタビューをした。彼自身がアートとテクノロジの二股をかけた人生を歩んできている。学歴のメインは彫刻と対話的通信技術だ。また大学卒業後は1990年代にパロアルトにあったPaul AllenのInterval Researchで、ソフトウェアの世界に浸った。

上のビデオは記者会見の席で行ったVillarealの短いインタビューだ。彼は、テクノロジとアートの交錯について、および、The Bay Lightsの制作工事における技術的な難関について語っている。

またインタビュー以外にも彼は、おもしろいことを言った。誰かが、この作品の見どころと彼のヴィジョンについて尋ねた。そのときの彼の答えはまさに、科学と芸術の結合を見事に解説している:

“ものごとを形作っている規則と構造に関心がある。とりわけ、ぼくという人間を作ったのは、ソフトウェア産業におけるすばらしい体験だと思う。今度の作品が表現しているものは、橋のまわりで起きているいろんなものの動きに触発された抽象的なシーケンスだ。それらの動きはつねに、一瞬先にどうなるか分からないし、予見不可能、他から制御されないという意味で、きわめて主観的なのだ。”

本当に美しい眺めだ。このベイブリッジの姿を見たら、そこから逆に何かを触発される人たちも現れるだろう。ベイブリッジの美しい隣人ゴールデンゲートブリッジ(金門橋)が、長年そうだったように。

下のビデオは、The Bay Lightsのライブストリーミングだ。毎日、太平洋時間で日没から午前2時までライトアップが行われる。

このライブのストリーミングビデオは、livestream.comのacmeliveからだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))