ホリエモンが新たにプロデュースするのは焼き肉を通じた出会い系アプリ

焼肉部のイメージ

元ライブドア社長の堀江貴文氏は刑務所からの出所後、執筆活動やメディアへの露出に加えて、昨年11月にはグルメアプリ「テリヤキ」を手がけるなど多岐にわたるジャンルで活躍している。そんな堀江氏がこのたび、Facebookを通して集まったユーザー同士で一緒に焼き肉を食べに行き、素敵な異性と出会えるかもしれないアプリ「焼肉部」をプロデュースした。iOSアプリAndroidアプリがあり、自らファウンダーを務める「株式会社部活動」が運営する。

焼肉部ではまず、Facebookで仲の良い友達を招待してペアを組むと、1日に1組だけペアが紹介され、一緒に焼き肉を食べたいと思ったペアにオファーを送ることができる。相手のペアが承諾すればマッチングが成立し、アプリ内で日程や店舗を設定できる。ログインにFacebookアカウントを利用するため、匿名の出会い系サイトと比べて安心して使えるのだという。ペアを組む相手は同姓・異性を問わないけれども、同姓のペアで異性のペアと焼き肉に行くことを想定しているようで、堀江氏は次のように語っている。

1対1でマッチングすると出会い系っぽくなってハードルが高いけれど、カジュアルに2対2で焼き肉を食べるという目的があれば行きやすくなる。別に肉じゃなくてもいいと思うんですけど、食事をすることで始まる関係もあるんじゃないかと。マッチングについては、できるだけ知り合いではなく、同じ地域の異性同士のペアにするようにしている。

基本的には無料で利用できるが、1日にもう1組以上のペアを紹介してもらいたい場合は有料チケットが必要。新たに1組が紹介されるチケットは500円で販売している。FacebookやTwitter、LINEで友達に焼肉部のアプリを紹介すれば、無料で紹介ペアを1組増やすことも可能だ。当面は有料チケットが主な収益源となるが、今後は集客に応じて焼肉店に課金するモデルも検討していくという。

焼肉部は昨年末からクローズドβ版としてリリースされていて、現時点では主に東京在住の20〜30代のユーザー約2000人が利用する。男性は堀江氏の友人である経営者やIT系の社員、女性はアプリ運営元である株式会社部活動の七尾エレナ社長のモデル友達らが多く登録しているといい、堀江氏は「今ならすてきな男性や美人に遭遇する確率が高い」とアピール。「すぐにでも軽く数万ユーザーを超えたい」と意気込んでいる。

堀江貴文氏と七尾エレナ氏

よく似たサービスとしては、「はあちゅう」の愛称で知られるブロガーの伊藤春香氏が代表を務める肉会プロジェクトと、DVD販売・レンタルのDMM.comが共同運営する「肉会(にくかい)」がある。ペア単位でのサービス利用や、Facebookアカウントでのログイン認証、相手ペアの飲食代を支払う「おごります」機能なども類似しているが、堀江氏が焼肉部をプロデュースした経緯を聞いたところ意外なエピソードが返ってきた。

そもそもは、はあちゅうから「見てほしいサービスがある」と買収を持ちかけられたのがきっかけ。僕が社会にいない間にこんなサービスがあったのかと思ったんだけど、値段が折り合わなくて結局DMMが買収することになってしまって。それでも興味を持っちゃって、やりたいモードになったので「じゃあ作るか」と。肉会はピクシブの片桐くん(※編集部注:ピクシブ株式会社の片桐孝憲社長)とペアを組んで4回くらい実際に使った体験をもとに、(焼肉部では)動作を改善している。

肉会にインスパイアされて開発された焼肉部だが、翌日に焼き肉に行きたいペア同士をマッチングする「すぐ焼き肉」や、1人のユーザーがペアを2つまで組めるなどの独自機能も搭載。さらに、美人が手書きボードで時刻を教えてくれるサービス「美人時計」に出演するモデルのペアと焼き肉が食べられるキャンペーンも開催する。ちなみに、無料ユーザーよりも有料チケット購入者のほうが、美人時計のモデルとペアになる確率が上がるそうだ。今後は焼き肉だけにとどまらず、ゴルフをペアで楽しむなど「ソーシャル部活動」をテーマにした横展開も考えているのだという。


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TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。