ホワイトハウス、気候変動問題を証明するためにクラウドソース活用キャンペーンを実施

ホワイトハウスは、気候変動キャンペーン推進のために、 優れたデータサイエンティストを必要としているようだ。自ら終末論のシナリオを書く代わりに、ホワイトハウスは政府データを公開し、研究者による独自のシミュレーションを可能にすると共に、各都市が変動に影響に備えられるようにした。

「オバマ政権は本日、アメリカ民間企業の優れたイノベーターらが、公開された政府データその他のデータセットを活用して、アメリカのコミュニティーの気候変動に対する抵抗力を増すためのツールを作り、分野を横断した協力によって、それらのツールをできるだけ有用なものにするよう要請する」、とホワイトハウスのウェブサイトに掲載された報告書は説明している

沿岸洪水から津波活動にいたるまで、あらゆるデータは開発者が使いやすい形式で、新しいウェブポータルData.govに置かれている。このやや不透明な主題に関する作業にインセンティブを与えるべく、新データには賞品付きの競技が設定されている。「沿岸洪水イノベーション・チャレンジ」から「人々に沿岸災害ならびに人口増加および海面上昇による脆弱性の増大を理解させる」までテーマは多岐にわたる。

この活動は、最高技術責任者、Todd Parkの〈オープン・データ・ハッピー政策〉の一環だ。Parkは2012年に彼のアプローチを私に説明してくれた。

われわれは、あらゆる方面の起業家やイノベーターが、機械読取可能な形で保管されている政府データを活用できるようにする。彼らは、天候データやGPSデータと同様、われわれが想像すらできないようなあらゆるサービスや製品を作ってくれるだろう」

デベロッパーやデータおたくは、新しいツールの全貌をここで見ることができる。

[Image Credit: Flickr User NASA Goddard Photo and Video]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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