ホームセキュリティサービスのOomaがAI機能搭載のライブストリーミングビデオカメラButterfleyeを買収

Oomaは、今でもVoPのプラットホームとして知られている企業だと思うが、このほど、AIを利用する家庭と企業用のビデオカメラ、スマートセキュリティカメラを作っているセキュリティプラットホームButterfleyeを買収した。OomaはButterfleyeのカメラを同社のセキュリティソリューションOoma Homeに統合するつもりだが、元のブランドでカメラを売ることも続ける。

両社は、買収の財務的詳細を明かしていない。

OomaのCEO Eric Stangは、今日(米国時間12/20)の発表声明でこう述べている: “Butterfleyeには、すばらしいインテリジェントなセキュリティカメラシステムがあり、その能力を私たちのセキュリティサービスOoma Homeに加えられることはすごく嬉しい。私たちの戦略は、Oomaのスマート通信プラットホームをベースとして、インターネットに接続された高度な家庭向けセキュリティサービスを提供することであり、今回の買収はそのための重要な一歩である”。

2015に創業されたButterfleyeは、そのカメラを2016年にIndiegogoのクラウドファンディングキャンペーンでプレゼンした。同社はその後400万ドル近くを調達したが、業界やメディアのレーダーにはなかなか映らなかった。その機能の中には、顔認識、個人認識、温度・音・動きのセンサー、そしてセキュリティカメラとしての24/7ライブ(リアルタイム)ストリーミングは、どんなデバイスへも送れる。

一見するとButterfleyeは、Amazonで30ドル以下で買える安物のWi-Fiカメラにしか見えないかもしれない。でもそんなカメラと違うのは、インテリジェンス(AI機能)があり、しかも頑丈だ。ただしお値段は、ワイヤレスカメラ1台で199ドル99セント以上、3台パックで499ドル99セントだから、誰もが真剣に対応すべきデバイスだ。名前が知れ渡っているNestの高級カメラも、同じ価格帯だけどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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