ポール・グレアム、Y Combinatorに続きHacker Newsも手放す

Y Combinatorの定常業務を離れる一環として、Paul Grahamは今日(米国時間3/30)、2007年以来彼がYCの一部として運営してきたテクノロジーおよび起業家向けソーシャルニュースサイト、Hacker Newsの管理を手放すことを発表した。

簡素で単刀直入なブログ記事の中でGrahamは、YC支援ディレクターKat ManalacとYCパートナー、Garry Tanが、「HNにおけるYCの声」を引き継ぎ、同サイトに寄せられるYC関係問い合わせに回答すると発表した。また、Daniel GackleがYCのフルタイムとしてYCコミュニティーの議事進行を担当、YCパートナーのKevin Haleがウェブおよびモバイルのサイトデザイン責任者となり、ソフトウェアデベロッパー、Nick Sivoが引き続きサイトのコードを担当する。

ブログ記事の中でGrahamは、今後も折をみてHacker Newsに投稿するだが、以前ほどの頻度ではなくなると語った:「これからも一ユーザーとして居続けるが、問題が起きないよう1時間ごとにサイトをチェックしなくてはいけないと思っていた頃より、頻度は低くなるだろう」

Hacker Newsは、過去7年間テクノロジーおよびプログラミング・コミュニティーに多大な影響を与えてきた ― Y Combinator自身のスタートアップ育成事業以上に広く影響を与えていたと言ってもよい。HN、YCのいずれも、“PG”の抜けた後、どうやって次章へと進んでいくのか今後に注目したい。

Hacker Newsとその軌跡の詳細については、Leena Raoの回顧記事、「The Evolution Of Hacker News」を参照されたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook